小・中・高の 【授業進度】には
大きな段差 があります
高校の数学からみれば、中学の数学が やさしすぎる
「小学生は、普通列車」
「中学生は、急行列車」
「高校生は、新幹線」
実は「中学の数学」が やさしすぎる
そのしわ寄せが 高校にくる現実があります
えー!
中学の数学だってむずかしいよ
そうね
中学の数学からは、XとかYとかの「文字式」がでるから 小学校より抽象的なモノを扱うようになるからね
中学で なにより大事な単元は?
数学にはいろんな単元があるけど
高校で特に必要になる中学数学の最重要単元って何だろう?
まず、中3でやる
「展開と因数分解」
そして「二次方程式」
これは九九みたいなもの。
ゆっくりじゃダメで九九のように
さっと正確な解が出せるようじゃないといけないんですね!
そして
中2でやる「連立方程式」
これは中1の「一次方程式」がラクにできることが前提。これも同様に、スラスラできないと、全ての計算ができない
計算の基礎!
「因数分解」
「連立方程式」
ここは、徹底的に強くしておかなきゃ!
高校でやる「関数」や「三角比」「確率」の土台となるような、基礎的な概念は中学でもやるけど、それはあくまで高校でやるモノのイントロみたいなものね。できるに越したことはないけど。
すべてのベースとなる国語
「勉強ができる子ほど たくさん本を読んでいる」
中学受験指導を行っている浜学園の国語科講師・木村潤一先生は以下のような調査をされたそうです。
小学生の 読書に関して
浜学園に通う4年生以上の読書量を調べたところ
レベルが上位のクラスほど読書量が多い
のだそうです。
教材でいろいろな引用した本に興味をもち
そこで授業後に
全体を読んでみようと 自ら考えるのは
やはり上位クラスの子どもたちなのだそうです。
もともと知的好奇心が強く
自分の知らないことがあったら
すぐに知りたがる子が多い。
教材で使った翌日には(!)
本を手に入れて読んでいる子もいるほどだって!
成績のよい子は
勉強が忙しくて読書量が少なくなると思いきや…反対なのか!
まず「読めること」そしてアウトプットへ
人は 読める範囲でしか書けません。読める範囲でしか、聞いたり、話したりできないのです
読むというのは、パッシブ(受け身)な作業なので、ただ本を与えるだけでは 読んでも内容が素通りしてしまう。
子どもの中に入っていかない。
だから、書く課題を与えて、難しい本と格闘させる。逆に言うと
難しいことが書けるようになると、難しい本も読めるようになっていくのです。日本の学校教育では、せいぜい読書感想文くらいしか書かせないので、この訓練が圧倒的に不足しています
わが子を食える大人に! 作家・佐藤優が「算数と英語は公文」推す理由
きちんと読めているか は、
正しく要約できるかでわかる。
もしかしたら
要約の訓練にチャットGPTが使えるかもしれませんね
でも、どうしても
本が苦手な子っているよね
親は「勉強に役立つ」本を読ませたくなるけど、そこは無理強いしないで、活字に慣れさせてあげるように、好きになれそうなものから、読むといいよ
SNSみたいな、短い文章を読んでも
国語力はつきません。
最初は、絵本でも漫画でもいいから
少しでも 文章になっているもの を
読む習慣をつけましょう。
英語も「二極化が」ひろがる
新しい「英語の学習指導要領」での学習で
学校現場では、混乱が起きています。
高校に次いで中学校でも、「授業は英語で行うことを基本とする」
ある英語教員は
「授業ではやることが多すぎて時間が足りません。置き去りにしている生徒が気になりながらも、教科書を進めていかなければなりません」 と。
限られた授業時間の中で、ゆっくりじっくりと繰り返し定着するまで練習させてやる時間がとれないのです。
● 中学2年で習っていた「不定詞」などの文法も なんと、小学校でやることに。
● 小学校段階で、すでに、英語の成績がパックリと、二極分化!
● 中1の授業時間数は そのままなのに語彙が従来の1200語→1600~1800語に激増
● 中学3年間で、接する語彙は2200~2500語!(2020年ごろは1200語でした)
「力のある子」だけが、さらに伸びていける授業
では
トップ以外の普通の生徒たちはどうなるのか
文字通り
「おいて行かれて」
「フォローする余裕もない」
という現実が
いまの学校英語なのです。
中学の英語がむずかしくなったってこと?
高校でやる英語のレベルは
今も昔も おなじよ
だけど・・・・・
小学校からスタートを始めた「英語」
小学校で「ならった」分は
わかっているものとしてスタートする中学英語
(現実は小学校での英語は多くはアタマに定着していない)
その上
高校のレベルの文法 (仮定法過去完了)なども
中学に降りてきています
数学とおなじで
英語も高校からが一気にむずかしくなるんだから
その段差を解消するためにはいいことだけど・・・
そもそも母国語の
語彙や論理的思考が弱いと
基礎以上の英語はできないし
段階的に時間をかけてやらないと英語はつまずいちゃうね
幼児や小学生のうちは とにかく
盤石な 国語力をつけること
そして、万が一
中学の英語で 躓かないために
可能なら
きちんとプログラムされた英語教材で
コツコツと
英語の勉強を 先に進めておくのが安心です。
できれば小学校卒業までに
英検4級(中2相当)以上は
取っておければいいなあ
なぜか 広く一般に知られていない この現実
「技能教科」と「知識教科」
基幹教科である「数・英・国」は
土台ができていなければ
上からいくら重ねても 付け焼刃ではほとんど点数が伸びない教科です。
スポーツみたいに繰り返し練習しなきゃ力がつかないんだね
小・中(義務教育レベル)の
基礎ががっちり出来ている子ほど
「あと伸び」が可能
一方で
地理、生物、歴史、現代社会、倫理、政経
などは 短期でも対応は可能。
理解しながらも
「暗記」することが重要なのか!
短期での成績アップも可能だね
数・国・英の技能教科は、短期ではできません。地道な練習の蓄積が必要です。
私は、技能教科において
この授業進度や内容の「段差」を知ったとき
「なぜ自分が高校数学で落ちこぼれたか」
「好きだった英語ができなくなったのか」
が分かりました。
わたしのなさけない体験
いや、全くお恥ずかしいです
私の小学校時代
宿題のドリルをさぼりまくり (ノ≧ڡ≦)
「あまりのあるわり算」(小4)が大きらいで
何なら「九九の7の段」もあやしいし
漢字もなまけていたので小4の漢字もヤバイ
(本好きなので書けなくても読めるし語彙は普通にあるW)
そんなこんなで
小学生時代はアホで通ってきたのですが
小4は、できる子・できない子が
誰の目にも、はっきり、くっきり
見えてくる学年だよね
目に見えてからでは、既に危ないんだよね。。。
私の場合
なぜか中学から急に勉強に目覚め
自分で自習して本気だしたら・・・
中学での学年順位はトントンと
100~120人くらい、ごぼう抜きして
「普通にできる子」になりました。Σ(゚Д゚)
そんな経験から
本気だせばできるとモノだと
「高校からのこと」を甘くみていたのです。
それも
「定期テストの前だけ死ぬ気でやる」勉強スタイルを
高校でも続けてしまいました (愚かすぎ~)(TдT)
今思えば、あのとき
“高校生になって、急にできなくなった”
のではなく
小学校時代の
四則計算の力が あまりに弱かった
ために起きた悲劇(!)だったのだと分かります。
そう
中学のような「やさしい」数学なら
実はそこまで計算力がなくても
力技でなんとか押し切れた のです。
XとかYとかの代数計算がたのしかった。
そこそこ高得点をとるのが楽しかった。
でも、それは中学までなのです。
高校数学の 怒涛のごとく進む授業
計算力不足が 足かせになり
解くのに 膨大な時間がかかる課題・・・・
真っ青になりました。
現実の高校生のかわいそうな私
高校入学時は、高進度クラスへ入ったものの
2学期以降 三角比、数列、が出てきたあたりで早々に定期テストの点が悪くなり
数学は一般クラスへ格下げさせられました。
自分の努力が結果にならない現実を前にして
わたしは だんだん気力がなえてしまい
ついには禁断の
「数学すてる」ということに・・・
ああ、よくあるケースですね
好きだった「英語」でさえ
中学時代では考えられないような覚えるべき単語の量が“鬼畜レベル”で出て
覚えきれないし (だって毎日でるし)
1回、2回、さぼった だけで
「遅れ」が どんどん負の連鎖を起こす。
長文だって「読む演習」をやり込んでないと
読むスピードが遅い → 解けない
の地獄ループに。
英語、すきだったのに・・・・
佐野元春みたいにNYへ行きたかったのに・・・
一貫校の強さ
この点、中高一貫校では
中学の学校の授業そのものが
「1~2学年先の内容」 をやるので
(前倒しカリキュラム)
まるで公文式で2学年先をやるのと 似た状態ね
高校への 「大きな段差をなくした進み方」 をしているのです。
(※中2の終わりには、高校1年の数学に入るようなペース)
さいごの高校3年生で、まるまる1年かけて
志望校大学への受験勉強にあてられます。
中学→高校の
急な段差がないのはいいなあ
公文で できる「早回し」
とにかく問題を解いて
数をこなす力技・・
という側面が公文にはあります。
頭の基礎体力 をつけるのに有効です。
技能教科は演習がすべて。
とにかく、手を動かしてガンガン解かなきゃ!
また公文式教材は
大学レベルまでの問題もあるので
できる子はどんどん進めばいいのです。
小学校レベルからの問題なら
基本「自学自習」する教材 なので
親が見てあげなくても勉強はできます。
安易に教えない
自分で考える学習姿勢が重要
世間のひとはすぐ教えちゃうよね
習ってないモノを
例題をみて自力で考えると
すごい能力開発になるって分かってないんだよ
また、反対に学校で子どもがつまずいたら
一から 教科書単元を
全て教わり直すようなこと をしていは
時間が足りません
時間の無駄がうまれます。
高校の勉強をこなすためには
中学までの
「欠損箇所がどこか」
「何が不足しているのか」
それを見つけるのにも
公文式の教材はピッタリです。
技能教科を身に付けるには、時間がかかる。
前述したように
「数・国・英」の技能教科の力は
一朝一夕には 身に付きません。
入試前にあわてて「受験塾」へ駈け込んでも
小さい頃からの学力の足腰が弱ければ
こつこつ、訓練をつみ重ねて来たアスリートのような子に
小手先で 勝てるわけがないです。
技能教科は
基礎ができていないと
演習不足だと
点数はほとんど伸びない現実
まとめ
- 小・中・高では学習内容に段差がある
- 技能教科と知識教科がある
- 技能教科には「練習」がいる
- 練習不足で塾でいくら教えてもらっても伸びない
- 幼児期から本好きにさせよう
乳幼児期からの「読み聞かせ」は
ローコスト・ハイリターンの
至高の家庭教育なのだー‼
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