教育

子どもが大人になったあとで分かった「後悔したこと」「良かったこと」 【留学】【本】

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子どもが社会人になった 今だからこそ
「後悔」と「良かった」
ハッキリとわかります

ぶっちゃけて言えば

私と子どもの親子関係は

ホンワカと美しいものではなく

確執かくしつもあり
なんとも乗り越えがたい壁もあります。

決して理想的なものじゃないです。

それでも

互いの幸せを心から願っているし
自立した大人同士の
たのしい交流があります。


高い学歴と、世界へ自由に行動できる子に
なって欲しい

私自身の果たせなかった理想を

子どもに, 無意識に
方向付けたのかな…と思いますが

我が子、本人から言えば

は? ママは関係ありませんよ。
感謝はしているけど

すべて、自分で決めたこと!

って、間違いなく言いますね(笑)

そんな子育てですが
20年前の若いママだった自分に
歯ぎしりするほど伝えたいことがあります。

今だからわかる「後悔したこと」

どんなに疲れていても「遊び」に付き合ってやるのだった。

赤ちゃんからはじまる「ママとのあそび」は小学校低学年までです。

ある日突然
そんなママとの遊びは「終わり」ます

ぐったぐたに疲れてて

「ママあそぼう」って言われたら。
本気で付き合えますか?

ものすご懇願され、ねだられて
「人形あそび」をしました。

こっちはエネルギー切れで、仕方なく
いいかんげんに付き合ってると

はたと、何かが切れたように冷めていく
子どもの様子がわかりました。

後日

本気で付き合ってあげよう。。と
こちらから声をかけたら
あーもういいよ」と。


もう、ママと人形で遊びたい季節は
終わっていたんです!!

それからもう一生
「ママと人形遊び」をしたい季節は
来ませんでした。

子どもって、すぐ成長するんです。

後年 本人に聞くと
そんなこと あったっけ?」と
覚えていません。

これは完全に
我が子との大事なかかわりを逃した
という親側の後悔です。

15年以上たつのに 
子どもの方は覚えてさえいないのに

最後の(求められたことに応える)チャンスを逃してしまったことに
胸がギシギシと痛いのです。

あんなに、ママ!ママ!って
ねだったのになあ・・

もう一生あの時は帰らないのに。


くだらない絵本だった。
でも本気で欲しがった本は買ってやるんだった。無駄になってもいいから。

ウチは年功序列の
昭和的なサラリーマンだったので
子どもが小さいころの収入は

とても低くかった(◞‸◟)

金銭的よゆうがない上に
私はお金の使い方が小心でした

絵本を買うにも「厳選した」ものしか
お金を出す気にはなれなかったんです

気軽に絵本の一冊も
買ってやれませんでした。
(その分、図書館は使い倒しました。もらえる本はガンガンもらって回りました)

その「くだらない絵本」というのは

漫画っぽいイラストの恐竜のおはなし

あー、こんな本にお金だすくらいなら
もっと「いい絵本」に金出したい
と思いました。

めちゃくちゃ“買って買って”という我が子に
なんだかんだ言って
あきらめさせました。

それから5年10年たち
しばらくの間、見えなかった(恐竜熱)は
高校生以上になって表面化してきました。

  • 15才、初めて一人アメリカへ。いきなり行ったところは「ジュラシックパーク」を見に映画館(英語)
  • 17才、初めて留学先ドイツへ。いきなり行ったところは「ジュラシックワールド」を見に映画館(ドイツ語)
  • 19才、大学受験目前の秋 近所の大学教授と長靴はいて田んぼにイモリ採集
  • 厳選した目で集める「恐竜フィギュア
  • 厳選した目で集める「恐竜本」「爬虫類本

・・・ああ、この子はこんなに好きだったのかと驚くばかりでした。

子どもの興味を、大人の感覚で判断した私が間違っていたなと後悔しきり。

あのとき
たかが千円ちょっとを出して
あの恐竜の本を買ってやれば

そのまま(無駄はしても)
もっと次のステップへつながる
恐竜関連のものを与えていれば

あの子の内なるエネルギーは
どうなっていたのだろう。

集中力、探求心、没頭力、
その他「目に見えない」力が
爆発的に伸びたはずです

ムダを恐れちゃだめだったんです。

そう勇気をだして「無駄を恐れないこと」も教育には大事なのですね。

今だからわかる「良かったこと」

「やりたい」と言った
高校で交換留学”にOKを出したこと

交換留学は、一番お金がかからないタイプの「留学」です

スカラシップ(奨学金)で留学できるものもあります

国、企業、地方行政、様々な留学団体、学校、などなどいろんなところが、それぞれに「留学」や「スカラシップ」を出しています。

それも
時代やタイミングによって
どんどん変わります

ですから留学に興味がでたら

とにかくネットで新しい情報を
粘り強く収集することです。

うちの子の時は 
国が「留学人口をふやそう」という機運が
高まってきた時期で

「トビ立て留学Japan」などのイベントが立ち上がった“波”がきていた時期でした。

その流れで

留学する人には援助金」が
地域行政(県の教育委員会)に申請すれば
一律40万円支給されました。←あとで教えてもらって知って申請した
※しかし翌年からはこの制度はなくなっていました!


地域によっては
(平和交流・災害地域支援・姉妹都市提携などなど)

中にはまるまる留学費用がかからない人も、
同期の留学者の中にはいましたね。
(うらやましかった)

その当時
日本の「高校交換留学」の2大エージェントはAFSとYFUでした。


どちらも仲間意識が強く
試験から研修
現地フォローからアフターまで
しっかりした組織です。


今は高校留学マガジンというサイトで
さまざまな交換留学エージェントの情報が
詳しくのっているようです。

私がエージェントを決めたキッカケは

ネットで情報収集して見つけた
同じ町にYFUの世話人がいて
コンタクトをとったことがキッカケでした。

やっぱり「直接ようすを聞きたい」と
思ったのです。

このご縁で

結局それから

何人もの外国人高校生を
我が家でホームステイさせることになるとは

この時は予想もしませんでしたが(^^;)

いろんな留学生をホームステイさせて、外人の価値観にカルチャーショックをうけました。最初は外人にビビりあがってしまって(T_T)

リーマンショック以降
「アメリカへの留学」は
ハードルがすごく高くなりました

求められる英語力
かかる経費
手続きの煩雑さ
全てが厳しくなったそうです。

もともと
英語圏に留学したかった我が子ですが

結局
ヨーロッパ行きが決定しました。

いま分かるのは

「とにかく行きやすい外国でいい」
ってことです。

高校留学でも、大学留学でも
留学生たちは世界中から集まります
だから、どこへ行こうと
多国籍の友人とのつながりが
できるのです

うちの子が
「留学いきたい」と言い出した時
大学でいけばいいじゃない?
家族は言いました。


高校生(言い出したのは中学時代)
まだ、本当に子どもだし、
一年も離れて暮らすのが不安でした。


お金もかかるし、
一年留年扱いになると

それ以降の進学に
どう影響するのか
未知の不安もありました。

結局「ドイツへいく」ことになり
(英語圏じゃないけど、英語力は必須。
おまけに思いもよらなかった
ドイツ語の勉強も独学で始めることに・・)


決めてからの準備やなにやかや、

それはそれは大変で
すっごく楽しかった!のです

その顛末は 

べつの記事で詳しく上げますが
この「留学」という子の決断にOKを出したことは(とても悩んで迷ったけど)


親の「子育て人生」に
大きな、いろどりを与えてくれました


まだ人間ができ上る前(子ども時代)に経験した
「異文化ショック」は


大学生に(ある程度の大人になってから
受ける経験とは 
全く別物なのです

子ども本人の進路、
いや、生き方そのものまで
大きく変えたイベントになりました。
(うちの子の場合はそうだったけど、留学はただの青春イベントの人も、もちろんいます)

あそこで子どもを送り出して
本当に良かった


お金の心配も結局、問題なかった。

交換留学は長い目で見ると
本当にコスパがいい


贅沢しようと思えばいくらでもできるし
節約しようと思えば、それもできる



振り返ってみれば、
その後の 費用対効果を考えると、
とてつもない プラスになりました


あかちゃんの時から「ことば」を大事にした。本がだいすきだった。

わたしも読書は大事だと思い


若い頃は、古典的な文庫本を
「教養のひとつ」と
買ってはみたものの

・・・3ページで離脱してました (;゚Д゚)

はむちゃん
はむちゃん

買ったことで安心する
典型的「おバカ」だハム

その文庫本は 
結婚→引っ越し→転勤→さらに転勤→・・と

何年も開かなりまま
30年くらい持ってまわりました。

はむちゃん
はむちゃん

ケチだから、もの持ちだけは
いいんだハム…

「古典だから私の次の世代が読むだろう」と思っていたら案の定!
子どもが勝手に読んでくれました!

やった!
(わたしはまだ読んでない・・ってか読む気はあるのか?)

字がいっぱいあるから、読む気がなくなるわああ

絵本は、いっぱい買いました。
生まれた時にです。
なんかセットになってるやつ。


それと、お下がりの本のセットも
親せきに「くれくれ」言ってもらいました。

うちの押入れの中にある「処分できない絵本」。児童書は飽きたら中古で売ってその資金で「新しい本」を買うというサイクルでした。

なんなら
粗大ごみで出してあった幼児本を見つけて
あ!これ〇号室の▽さんところ「ゴミ」!
宝の山ですわっ!と思い


ピンポーンピンポーン!
「あ!▽さん。このお捨てになった素晴らしい本頂いちゃっていいですか?」

と行ったことさえありました。
(▽さんありがとー!「こまったさん」シリーズ良かった)

本にまつわる思いでは
まだまだありますが

大人になって
「本」の話を、「幼児期に見た絵本」の話
親子でできるのは、

まさに僥倖ぎょうこうといっていいほどの
幸せを感じます。

おおげささけど、ほんとそんな感じ

たぶんこの

「本で築いた親子の思い出」は


一生続く幸せな思い出なんだと思います。

もしもタイムマシンで30秒だけメッセージを伝えられるのなら・・

もし「ひとこと」だけ

20年前のわたしへ
「メッセージ」を伝えられるなら


何を言うべきか・・・?

『心配するな、
毎日いいところを必ずほめてやれ

本に金の糸目はつけるな

無駄を恐れてちいさくなるな

迷ったら進め

くだらん事でもやりたいことはやらせろ

愛を言葉で伝えろ

素晴らしい未来が待ってるから心配するな! 


あんた 金の心配しすぎで潤いがないから、
もうちょと
子どもの欲しいもの買ってやれ! 
心配するな!」

・・・ってこんなことを早口で伝えたい。

いや、どんだけ心配症だったんだろうな(笑)


不安だったから、叱ることが多かったし、
余裕がないから、生活に潤いがなかったな
と思いだすのです。

また
子どもにはそれぞれ「特性」があるから、
それを無視して親のやり方を押し付けても、


結局大きくなるにつけ
「もって生まれたDNA]は色濃く表れ
勝てるはずなどありません。

そこは腹をくくって、

いい意味であきらめることも伝えたい

DNAに勝てないなら、
最初からその「DNA]に逆らわないで、
本人の好きなモノを応援することで、
その子にとって一番能力を発揮できる方向へもっていけるのです。

そんなことも

「子育てが終わってから」
わかるんですよね。

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