✈️ルフトハンザ航空 エアバス A340-600 Frankfurt→香港
フランクフルト空港での
「ファーストクラスターミナル」を体験したのち
高級ワゴン車に乗せてもらって
直接機体下から搭乗しました。

この辺の「つくり」はどうなっているのかよく分かりません

空港のゲートからの機体へ伸びる、あのボーディングブリッジ(接続する橋)の途中から機体に入っていく感じ?

私たちファーストクラスが乗るときに
車いすの人達の「優先搭乗」が見えました。
10名近くおられたと思います。
おそらく皆ドイツ人。
大柄な年配の方々がゆったりした表情で職員たちのサポートを受けています。

彼らの表情が、一般の旅行者と全く変わらないのにハッとしました。
和やかに旅をたのしむ余裕が見えます。

海外に出ると障害や高齢に対する社会の扱いが、日本とぜんぜん違うことに気が付くよね
💺このファーストの仕様
機体は エアバス A340-600
比較的 古い感じのつくりです。
現在の「ファーストクラス席」の流れは
各社とも、完全個室のプライベート性がさらに増していく方向です。
そいいう意味で
ここのファースト席はクラシックな印象。
個室性といえば
上げ下げができるパーテーションが装備されています。

エコノミーの席の3倍の大きさなんですね。
エアバス A340-600のファースト座席は
1-2-1 横に4名
それが2列なので、計8名
今回も8名満席。
おなじターミナルから車で入ったのが6名
(カップル×2、1名×2)
つまり
あと2名の個人がゲートから搭乗したようです。

全員がドイツ人(デカい)と思われるなかで、アジア人は私だけだった。

ここでも「だれコレ?」感しかない
『このアジア人のオバさんは
なんで1人でここに乗って来ているんだ?』
って、なんとなく思ったよね?みなさん。

「ここにいる文脈が読めない」
ってやつ
ソレ私が1番感じてますから!
🪑座席まわり:アメニティ

ちなみに下のカードはWi-FiのQRコード。こいつが使えないのなんのって・・


ANA・SQのファーストでは、私はスリッパをはきませんでしたが、このふっかふかのスリッパを一目見て速攻で履き替えました。
素晴らしい履き心地。
間違いない、君が優勝だ。

「搭乗するのに必要なもの」を
マジメに詰め込んだポーチ。
紳士のための木製の靴ベラも入っている。
🍽️機内食:初めてのキャビア
搭乗後すぐの 🍷ウェルカムドリンク

いよいよ機内食のはじまり


パッと見、やさ男だが
どのファースト客に対しても
しっかりした落ち着いたサービスをしている。
なんとなく「花輪クン」だと思った。
そんな柔らかい印象のCAさん。

しばらく手を付けなかったら
花輪クンが来て
「要らないなら下げようか?」という素振り。
いやいや食べますって!
置いとって!

へんな食べ物・・って思ったけど
食べたらやっぱり美味しかった。
ここでまた、気づいてしまった。
前の席のカップル
お食事キャンセル界隈

コレだから
…富裕層ってやつときたら

まずはドイツらしいプレッツェル風のパンをチョイス。
ルフトハンザファーストクラスの
キャビアを提供する時は
100gのキャビア缶から取り分けてサーブするというのがあります。

いよいよ来た!
初めてのキャビアだね

ドイツのサービスのおもしろいところ。
それは合理的なところ。
日本は「失礼にならない」ことが最重要で
過度になろうが相手に不足を感じさせないことに重点が置かれているような気がする。
でもドイツの場合
「パジャマは必要ですか?」
※最初からセットされていない
「キャビアはお付けしますか?」
※当然だ‼(私にとっては)
「コーヒーか何かいかがですか?」
など、客のニーズを聞いてから必要なものをサービスする。
そして「あ、やっぱください」とオーダーを変えても全く気にしなくていい感じがする。


生まれてはじめてのキャビア体験。
わたしは、高級食材が合わない
「びんぼう舌」と自覚しているので
キャビアの味に期待はなかった。

食べても「わかんない」タイプだよね
でも、食べたら「意外とイケる」。
ごはんには合わないかもだけど、
小麦粉には合うなあ。
私の中でキャビアは
“いくらと同列に入れてやってもよい”
くらいの立ち位置になった。

これ、どうやって使うんだろ? サラダのドレッシングかな?


花輪クンが、スープを勧めてくれる。
トマトだっていうから
あんまり好みじゃなくて「うーん」って顔をしていたら
(えー、食べないの?)的な表情を向けてくる。
釣られて「下さい」と言った。
まあ普通のスープ
※いいかげんお腹に溜まっているので特に食べたいわけではなかった。
でも、おおきなホタテが丸ごと入っていたのが良かった。


とんかつにジャムを付けるんだ
数年前、娘の知り合いの
オーストリア友人宅に泊めてもらったとき
そこのママが作ってくれたシュニッツェルが
衝撃的な旨さだった。
なんてデッカイのだ・・・
皆このでっかいのを3枚も4枚も食べてる!
ジャム? なんでジャム付けてんの⁉
いろいろとカルチャーショックを受けながら
食したシュニッツェル。
私の大好物の一つとなった。
だからメインはシュニッツェル即決だった。
だが・・・
残念なことに期待が大きすぎたのか
お肉に固いすじばった部分もあったり
カラッとした触感が足りないところもあり
半分くらい残しちゃった。
付け合わせのポテトのフライは美味しかった。

ドンマイ

過去の思い出補正が強いかもね


キャンセルという選択は無いのか?

奥にあるミニチョコも花輪クンが箱から「どれになさいますか?」とサーブしてくれたもの。
夜も更けて
ギャレーにベットメイクしてと頼みに行く。
ついでにWi-Fiの接続も頼む。
パジャマも下さいと頼み
「Lサイズ」というと
年配の女性がいたずらっぽい顔で
私を上から下まで見る。
だって L だもん。
きついのイヤだし、ANAもSQも「L」が置いてあったもん。
後で分かったことだが
ドイツの L は、アジアの L と規格が違う。
大きすぎた・・。裾を引きずって歩く始末(笑)

ドンマイ(その2)
私がアジア人だからか
なんなのかよく知らないが
彼らCAは
言うまでは「動かない」ところがある
でも、言われたら誠心誠意やる
そんな感じ。
また、ドイツは「お茶☕」の国でもあり
私が寝るときに
「お茶入れましょうか?」と女性にいわれたのでお願いする。
その「ハーブティ」のなんと美味しいこと!
私はお茶の味なんて知らないのに
この「お茶」だけは凄かった。。。。
あとでギャレーで、女性にあった時
あれはとても美味しかったと告げると
「そうでしょう?わたしも好きです」と
ドヤ顔で返される。
そばにいた別の女性も
まったくだ。旨いに決まってる
というしたり顔。
ドイツ人のプライドはさすがだ。
もう一杯いかがか☕?といわれ
有難くいただいた。
このファースト担当のCAは
花輪クン以外に
大柄な女性が「私は責任者のキャッシー。なんでもご要望をお伝えください」と各席に挨拶にまわってきたし(挨拶だけで、これっきり姿は表さないので実務はしない立場のよう)
年配のベテラン女性が一人
それ以外にギャレーには複数の女性の姿があった。
つまり、性別や年齢など 全く関係なく
仕事をする、という1点で集まったメンツのようだった。

到着2時間前になり
ほかの客席からなにやら食事の音が聞こえる
なのに一向に私のところには
軽食のオーダーが来ない
どうした?花輪クン・・・
仕方がないのでギャレーに行き
ベットを直して食事がしたいと伝える。
朝食のパンを選ぶ。
どれもドイツらしい味のあるパン。


フルーツもとてもおいしい。
やはりファーストクラスの食材は
高級なものを使っているのだなあと思う。

Lufthansaのファースト客
この日、ファーストの空間にいあわせた人々
体の大きなドイツ人
ご夫婦が中央に2名ずつ
両サイドに大きな男性の席。
そこに
アジアの中年女性(私)が一人混じっている図。

どうみても
異物が入ってるカンジだよね
私の横のカップルは一緒に車で来た人だが
「ファーストうれしいね」的な感じだった。

CAは、客席に声をかけ挨拶をする。


新しいANAのザ・スイートは、個々の部屋に自分のクローゼットがついていた。
この機体は10年以上たった仕様なので、全てに古めかしさが見える。


乗客は「ファーストに乗り慣れている」感がダダ洩れ。
🫧アメニティ&トイレ:機能美重視


📝まとめ:派手さではなく、“設計の説得力”
ここまでに搭乗した
ファーストクラス3社の比較
- ANA:われらが日系
温かみと親切 - SQ:シンガポール航空
豪華演出と化粧室の破壊力 - LH:ルフトハンザ
合理性と機能美
それぞれの航空会社が、全く違う“ファーストクラスの哲学”を持ってるのが面白い。
今回はルフトハンザのは
“静かで合理的な美学”でした。
前回の記事はこちら 👉
🌏【世界一周ラウンジ録③】“フランクフルト航空・バトラー体験。
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Coming soon…
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